口の中でそっと溶ける、フィリピンの優しい甘さ:パスティリャス
2025年10月6日
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フィリピン
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フィリピンの午後の日差しが、窓辺に差し込む。そんな穏やかな時間に、そっと包みを開ける白い小さなキャンディ。それがパスティリャスです。口に含むと、ひんやりとした舌触りから、ゆっくりと練乳の濃厚な甘みが広がり、まるで南国の風が頬を撫でるような、優しく懐かしい気持ちにさせてくれます。一つ、また一つと手が伸びてしまう、そんな素朴で心温まる味わいは、日々の喧騒を忘れさせてくれる魔法のようです。
この白いお菓子は、フィリピンの家庭で大切に受け継がれてきた、お母さんの愛情が詰まった手作りの味を思わせます。練乳と砂糖だけで作られるシンプルな材料だからこそ、その甘さにはごまかしのない純粋な喜びが宿っています。異国の地で、ふと故郷を思い出すような、あるいは初めて訪れる場所なのに、なぜか心が安らぐような、そんな不思議な魅力がパスティリャスにはあります。一口食べれば、遠いフィリピンの風景が目に浮かぶようです。
パスティリャス・デ・レチェ(Pastillas de Leche)は、スペイン語で「ミルクの錠剤」を意味し、フィリピンの代表的なお菓子の一つです。特にルソン島中部のブラカン州が有名で、水牛の乳を使って作られる伝統的なパスティリャスは、より濃厚で風味豊かな味わいが特徴です。かつては家庭で作られることが多かったですが、今ではお土産としても人気があり、様々なフレーバーや形のものがあります。
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